1. |
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波が目に沁みる、その光が私の瞳に
光が私の瞳に入る時、あなたは
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2. |
Jamira's Story / ジャミラの物語
04:35
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耳引きちぎられ、毛をむしりられ
阿呆の鳥のように、君は取りつくされて
上顎の骨をイワンに差し出したのら
誰のボニータ、巻く羽ばたくスカート
おージャミラ
誘拐の真似事を教えてくれないかい
朝に近い夜、阿呆の鳥が鳴く
おージャミラ
信じられないわ、鯉の口、如雨露
道路に薄く延ばされた、蛸の干物みたいな匂い
おージャミラ
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3. |
July / 7月
04:01
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虹の彼方に、私を連れて行け、美しい荒地の、地平
渦は過ぎて、家々を吹き、雫は落ちて、滲む油
虹の麓に、私の小屋がある、晴れ渡る空、大きな雲よ
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4. |
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おしゃべりリリー、唇から火花
バナナの皮を剥き、ピンクの一物を、白いジャケットにこすりつける
おしゃべりリリー、唇から火花
黒い円盤をレコードに載せず、放り投げて庭に落とす
おしゃべりリリー、唇から火花
2個のカフェオレ・ボウル、ルーリードのサイン、床に叩き付け粉々に割れる
おしゃべりリリー、唇から火花
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5. |
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乾いた声で求愛、如雨露の口で求愛
モモの菊に鼻を寄せ
素敵な場所に咲いた、ホクロを探し当てて
モモの菊に鼻を寄せ、ああ、ああ
ベートーヴェンの指輪を君にあげよう
モモの菊、花の妖精、ああ、ああ
月明かりの下には、長い髪の亡霊
モモの菊に鼻を寄せ
スマトラの虎のように、荒々しい息遣いで
モモの菊に鼻を寄せ、ああ、ああ
氷河の星で消えて、砂丘に生まれた花
モモの菊、花の妖精、ああ、ああ
ヨガで曲がった首、頭の垂れた僕は
朝には泣いてばかり
濡れた瞳で笑うよ、君が綺麗だからさ
モモの菊、花の妖精、ああ、ああ
乾いた声で求愛、如雨露の口で求愛
モモの菊に鼻を寄せ
素敵な場所に咲いた、ホクロを探し当てて
モモの菊に鼻を寄せ、ああ、ああ
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6. |
Family / 家庭
07:05
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君の子らは健やかに
髪に手をあて、海の風よ大きく
この子らに吹け
君の子らは流れる、小さな舟
海に繰り出せよ、波よ静かに寝よ
暖かく、陽光に座せ
子供よ君の父は
空の青さよ、母の風に抱かれて
守られていけ
暖かく、陽光に座せ
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7. |
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8. |
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北を指して、走る脚の音
うーらうーらうら、陽が沈み
甘い霧を吸い込む、2つの肺
うーらうーらうら、夜の帳
草を嗜む獣、光る瞳から放たれる
うーらうーらうら、輝く目
鳥は虫を捕まえて喰らう、朝
うーらうーらうら、陽が登る
草花を食む鹿の
濡れた瞳と鼻の
草花を食む牛の
濡れた瞳と鼻の嗚咽
うーらうーらうら したたる
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9. |
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愛してダンシング、あの歩槍の上
鰐の川はせせら流れ、あの小屋の水車、粉を挽いて
白い粉を隠している、サテュロスの猛者は小屋を襲う
白い頬を見せ、走り過ぎる
暗い森をスローで走る、あの白いパンはもいで食べるの
愛してダンシング、あの腕で眠れ
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10. |
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鬼灯に口づけて頂戴
ドレミファ反れた、茎を持つマリアンヌ
身を隠して、火にあたろう、灯篭
あの羽のように、身体をマリアンヌ
水に浮かべて、遊んで頂戴
渡りに舟を、彼岸へマリアンヌ
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11. |
Mandara Mimi / マンダラ・ミミ
03:28
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おお、マンダラ・ミミ
キャンディよりも甘い
雨の中で陽に焼けてる
苺のえくぼは、まるで雷のよう
猫の微笑みは水玉の模様
頭はパイナップル、腰にはドーナッツ
長い両腕は晴れた空のしるし
マンダラ・ミミ、咥え煙草のマンダラ・ミミ
マンダラ・ミミ、星に手を振るカリフォルニアの子
おお、タントラ・ポニー、庭の薔薇が咲いたら
一緒に見に行こう、ピンクのひづめよ
サラマンドル・ジョニー、14歳の時に
口を使うことを覚えたように
おお、クリシュナ・リザ、胸の形にならい
真夏の砂浜にM字を指で描いた
マンダラ・ミミ、咥え煙草のマンダラ・ミミ
マンダラ・ミミ、星に手を振るカリフォルニアの子
おお、マンダラ・ミミ、キャンディよりも甘い
雨の中で陽に焼けてる
苺のえくぼは、まるで雷のよう
猫の微笑みは水玉の模様
頭はパイナップル、腰にはドーナッツ
長い両腕は晴れた空のしるし
マンダラ・ミミ、咥え煙草のマンダラ・ミミ
マンダラ・ミミ、星に手を振るカリフォルニアの子
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12. |
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君は私に与え賜うた
狸のファーで、尻尾に包まって
手にはオーデコロンを吹きかけ
デモンはまだか、身体が冷える
失われた時、百年の孤独を思い
10月のある晴れた日に、銃殺の刑
酒を湖に浸しておくれ
息を吹きかけ、ワインを創って
手招きをする、毛皮を羽織る
ルビーを買って、指を落とす
すまない気持ちを、君に捧ぐ
失われた時、百年の孤独を思い
10月のある晴れた日に、銃殺の刑
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13. |
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蛹が蝶の様に羽をひろぐるみたく
死は眠りの
何百という白と混ざり合い、我は一つの生
星と皮膚の隅々へ、とぶらひ、足元の地もまた
星の幻影、神々の眠りからおどろきて
世はとめどなくわたりはじめ
まどろむ髪のあせしの夢
太鼓の響き。まどろむ神々の夢の小鳥
静寂なる水面へ舟を落とし
流れ行く様を
眺むる目の淵、水草の揺るる紋様
ただただ、ただただ手より零れ墜つ
夜と宇宙の境の目を
暗闇を浮かぶ、まだらな雲の島々
あかかりて暗き影を受けて遊ぶ稚児たちよ
世はとめどなくわたりはじめ
まどろむ髪のあせしの夢
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14. |
Arabesque / アラベスク
02:54
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蟻が歩いてる
ミミズはくねくね、前に進むの、歩いてはいない
蟻が歩いてる
蟻が走ってる
蟻は知っている
アリクイの舌はミミズにそっくり、にょろにょろと来るの
蟻が歩いてる
犬が歩いてる
猫が歩いてる
ジョンが歩いている
ポールが歩いてる
ジョージが歩いてる
リンゴが歩いてる
アリが歩いてる
蝶々のひらひら、蜂の針の槍
素早いジョブ
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15. |
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あなたの腕の中の静けさはまるで黒い森のよう
もう二度とは遠くへ行かず
あなたとふたり
夜を長びかせて
あなたは庭に降る白い雪、虫の灰色の影
もう二度とは遠くへ行かず
私はあなたと
身をくねらせている
あなたの目に映る私の目の
星の数は、この世では
石の城の門と同じ
たった4つ、これだけしかないのよ
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16. |
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僕は君が、僕は君がキリストに見える
オートバイに、オートバイに跨る君が
光に包まれて、血しぶきを上げながら
僕は君が、僕は君がキリストに見える
オートバイに、オートバイに跨る君が
あの世界も、この世界も、風が立つと遠ざかる
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17. |
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ラーガ・シャンタルーダ、ムーン・チャイルド
星を頬張る
ラーガ・シャンタルーダ、ムーン・チャイルド
芥子の蕾
ラーガ・シャンタルーダ、ムーン・チャイルド
我は闇
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18. |
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競技用の水着を着た 19世紀の恋人
口に並ぶ牙はまるでカーテンの房飾りのよう
ううん、愛してる、スワニチカのマル
スワニチカから来た黒真珠の瞳の皇子
若々しい泉の面に姿を現す恋人
優美な君の歩調は雨より自由で軽い
首元を飾るガラスの小熊の骸骨は笑う
ううん、愛してる、スワニチカのマル
スワニチカから来た黒真珠の瞳の皇子
競技用の水着を着た 19世紀の恋人
口に並ぶ牙はまるでカーテンの房飾りのよう
ううん、愛してる、スワニチカのパール
スワニチカから来た黒真珠の瞳の皇子
ううん、愛してる、スワニチカのパール
スワニチカから来た黒真珠の瞳の皇子
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19. |
Figs / いちじく
03:51
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エレクトリック・フィグ、モナ
目白が花を突いて頬張る
嘴を突き刺し
3羽で突き刺す
太陽は蜜を甘く、濃くして
エレクトリック・フィグ、モナ
おしゃべりをしながら
風が吹いただけ
ファラオの鬣の金
空、輝き
川の草、砂を塞き止め、モナ
川は流れてる
エレクトリック・フィグ、モナ
頭を入れてご覧よ、花の中
あの中、甘い息、漏れるため息、モナ
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20. |
Commelina Communis / 露草
02:17
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露草の花よ
太陽の光に消えてしまいなさい
露草の花よ
鳥と共に目覚めて寝て、朝露を纏う
露草の花よ
君の花に触れる羽はなんて蝶々だろう
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21. |
Shrimp Shao-Mai / 海老焼売
03:39
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割愛させて頂きます。
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22. |
Poolah-Hooka / プーラフーカ
02:18
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23. |
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24. |
Nikita / ニキータ
03:55
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海にきた、海にニキータ、彼女は裸体で泳ぐ
牛の様なミルクの水に髪を梳かしながら
這ってきた蛇の口に二枚の舌が踊る
後ろには、陽の陽光が、暗い後ろ姿
海にきた、海にニキータ、彼女は裸体で泳ぐ
這ってきた蛇の口に二枚の舌が踊る
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25. |
Love to Lama / ラマを愛して
04:19
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そっと覗いてみたら
窓の彼方にいる
毛に包まれている
深い眼差しの目
追い駆けてみても無駄
視界の彼方にいる
毛に包まれている
深い眼差しの目
目を合わせてもうた
遠い国から来たの
I love you, baby lama.
追い駆けてみても無駄
サボテンに躓き
毛に包まれている
深い眼差しの毛
目を瞑っても見える
高貴な国から来たの
I love you, baby llama.
I just call you to say.
I have to eat you,llama
Live,llama
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26. |
Summer Queen / 夏の女王
03:40
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波が押し寄せて滴る汗
焼け焦げた肌、唐土を噛む
サマーベイビー、サマークイーン
雷の羽が哀しみ助長
7年も待って唇を噛む
サマーベイビー、サマークイーン
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27. |
Romance / ロマンス
03:58
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陽に焼けたふたつの体は砂浜についた染みのよう
長いこと堅く抱き合った、夏の夕暮れは気球のよう
暗い唇の恋人たち、異国の革命を夢見てた
花咲く太陽の墓地、黒いタンバリンと蟹と砂の空
愛は線を引くこと、掌を合わせることは不吉なこと
水平線が太陽と溶け合う時刻に君は目をこする
女王よ、君のボートは軽く、重く、風に揺られ沈んでいく
君の名前は薔薇色の十字架の陰に隠れた紋章
暗い唇のオレンジたち、革命を夢見たふたつの地球
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28. |
Pony in the Sun / 太陽のポニー
03:07
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君の好きな草花よ
この血に餓えた屍よ
濡れた瞳から零れ落ちる睫
小さなポニー、僕の可愛い恋人
花咲く乙女の囁く囀りを聞きながら
アンダルシアのクリムゾン
洞穴からの調べ
惑わす耳を縛りつけておくれ
小さなポニー、僕の可愛い恋人
花咲く乙女の囁く囀りを聞きながら
君の背に跨りたいよ、炭鉱の煤の刺青
太陽を二度と拝まず、奥へ進もう
小さなポニー、僕の可愛い恋人
花咲く乙女の囁く囀りを聞きながら
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29. |
Pixie / ピクシー
01:51
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ピクシーら、闇に光る、赤い髪、青白い頬
ピクシーら、闇に踊る、甘い汁、なめる口
ピクシーら、あの智慧、あの魔法、夜の蝶
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30. |
The Night Thoughts / 夜想
03:29
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目前に広がる山の道を歩いて
灯りを持たずに目に反射する光
吸い寄せられる虫は眼球にぶつかり
ムーンライトがあたる
暗い木々の葉には
大きな虎の顔が浮かんで
ムーンライトがあたる
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31. |
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穴の奥底でする、鳴き声の鳥
暗い闇の羽毛に首を持たせかけて
外にはもう、観た事のない植物が生い茂り
永い年月の下、顔を出す鳥の
羽は緑色に輝く翼
鳴き声は奇妙な言葉
うねる音符の様子
風が吹くのか、鳥が鳴くのか
知っているのは私
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